
はじめに
はじめまして。臨床心理カウンセラーの、山田文(あや)です。
突然ですが、「カウンセリング」というと、どんなイメージを持ちますか?
「すごく苦しくて、重いことを話していそう・・・」とか「敷居が高くて、行きにくい所だなぁ・・・」とか、そんな、少し重苦しいイメージがあったりしませんか?
「万代カウンセリングルーム」は、もっと、ず〜っと、気軽でカジュアルなルームです。
ルームの中で話すことは、仕事の愚痴でも、上司の悪口でも、嫁と姑の問題でも、家事や育児や介護のストレスの事でも、恋愛や結婚に関する事でも、家族の事でも、ご自分の性格の事でも、過去の事でも将来の事でも、本当に何でもいいのです。
あなたが心の中に溜めこんでしまっている事を吐き出すことのできる場所です。
だから「こんな簡単な悩みで行ってもいいのかな?」なんて思わないでくださいね。もし、今、心に溜めこんでしまっている事があるならその事について、話しにいらして下さい。
「万代カウンセリングルーム」では、あなたが話したことを、否定したり、批判したりすることはありません。
また、あなたが話した事を、ルームの外に漏らすことは、絶対に致しません。
あなたがルームにいらしたという事自体も、外には漏らしませんし、どこかで偶然お会いしたとしても、こちらから話しかけることは致しません。
(もちろん、話しかけていただいた時は、ご挨拶しますよ・・・笑)。
体の疲れと同じで、心が疲れすぎてしまった時は、お仕事を少し休んだり、お薬を飲んだりして、ゆっくりすることが大切です。
でも、できれば、体に不調が出る前に、お仕事を休んだり辞めたりしなければならなくなる前に、気軽にカウンセリングに来て欲しい・・・。
それが、私が「万代カウンセリングルーム」をオープンした、一番の願いです。
体が疲れた時に、エステやマッサージに行くのと同じような感覚で、心がちょっと疲れたな・・・と思ったら、気軽にカウンセリングに来て下さい。
「万代カウンセリングルーム」は、あなたを、心からお待ちしています。
プロフィール〜カウンセラーになるまで〜
中央大学 法学部 法律学科 卒業
大学在学中から、弁護士を目指して専門の予備校に通い、旧司法試験の勉強をはじめる。
しかし、テニスサークルにも所属していたので、あまり勉強には身が入らなかった・・・。
大学卒業後も勉強を続け、シーズンオフに「行政書士」を受験し、運良く合格。
結局、旧司法試験を5回受験したが、心身ともに疲れきって試験を断念・・・。
その後、デパ地下のお菓子屋さんや予備校スタッフなどの仕事などを転々とする。
結婚を機に新潟へ・・・。
派遣や契約社員の仕事をしていたが、やりがいを感じられず、悶々とする日々・・・。
「このままではいけない!」と思い、2008年4月に、「山田文行政書士事務所」を開業。
行政書士として、相続関係や借金問題、離婚問題等の相談業務をしていく中で、
カウンセリング(傾聴)や心理学の知識の必要性を、強く感じるようになる。
カウンセリング専門のNPOで勉強し「臨床心理カウンセラー」の資格を取得。
2010年12月に、女性専門の「万代カウンセリングルーム」を開業。
現在「万代カウンセリングルーム」では、年間約300件ほどのカウンセリングを実施。
美味しいお茶を飲みながら、柔らかい雰囲気で、気軽に何でも話せるカウンセリングが好評。
クライエントさんの個性に合わせて、認知行動療法の手法も取り入れている。
「交流分析」や「傾聴」などの「プチ心理学講座」も人気が高く、出張セミナーも行っている。
天然石(パワーストーン)を使った「癒しのアートセラピー」も好評。
資格
山田 文(やまだ あや)
臨床心理カウンセラー
行政書士
座右の銘〜「塞翁が馬」〜
私の座右の銘は・・・「塞翁が馬」です!
高校の、漢文の授業で習った方も多いと思います。
意味を調べると、
「幸福と不幸は見定めがたく、複雑に絡み合っていて予測ができない」
などと難しく書いてありますが、
私自身は、もっと単純に、
「良いことが悪いことになり、悪いことが良いことになる」
というような意味で、とらえていました。
自分自身の事で言うと、
大学在学中から、弁護士を目指して旧司法試験の勉強をしていたのですが、
5回受験したところで、体調を崩し、気力も続かなくなり・・・、
弁護士になることは諦めました。
これは「悪いこと」と言えますよね。
でも、そのおかげで、
今「行政書士」と「臨床心理カウンセラー」という2つの資格を持ち、
自分のルームを開業する事ができたのです。
また、それまでは「努力して結果を出す事が素晴らしい」とか、
「結果を出せないのは、努力をしていないか、努力の仕方が悪いから・・・。」
というような価値観を持っていたのですが、それが180度変わりました。
「がんばって、がんばって、がんばっても、結果がついてこない事はある」
「努力が常に報われるとは限らない」という当たり前の事に、やっと気付いたわけです。
そして、「結果が出るかどうかは分からないけど、とりあえずがんばってみよっ!」
という軽い気持ちで、いろいろなことに向き合えるようになりました。
これは「良いこと」なのだと思います。
もちろん、これがまた、次の「悪いこと」につながったりするのかもしれないのですが・・・、
何が良くて何が悪いのかなんて、ホントわからないものですね。
なので、今、苦しいな・・・と感じている方に、
そのこと自体が、次の「良いこと」につながるかもしれないし
自分の意思で「良いこと」に変えることもできる!!
という事を伝えたくて、この言葉をルームに飾ることにしました。
ルームにいらしたら、ソファの後ろの壁を振り返って見てみてくださいね。
「塞翁が馬」は、こんなお話です。
占いの術に長(た)けていたその老人は、人々から
「塞(とりで)の近くに住んでいる翁(おきな)」すなわち「塞翁(さいおう)」と呼ばれていました。
ある時、その老人の飼っていた馬が、北方の異民族の地へと逃げて行ってしまいました。
馬は貴重な労働力であり、財産です。
人々が「お気の毒に」と声を掛けると、
その老人は「いやいや、これが福をもたらさないとも限らないよ」と言いました。
数ヶ月たったある日、逃げていった馬が、異民族の地から駿馬を引き連れて帰って来ました。
人々が「おめでとうございます」とお祝いを述べたところ、
老人は「いやいや、これが災いを引き起こさないとも限らないよ」と言いました。
やがて家には良馬が増え、老人の息子は乗馬を好むようになりましたが、
ある時、馬から落ちて、股(もも)の骨を折ってしまいました。
人々が「お気の毒に」と慰めると、
老人は「いやいや、これが福をもたらさないとも限らないよ」と言いました。
それから一年ほどすると、異民族が国境に攻め寄せて来ました。
健康な男子は皆、弓を手に取って戦場に赴き、塞(とりで)の近くに住む若者は、
十人のうち九人までが戦死してしまうほどの惨状でした。
しかし、老人の息子は足が不自由だったために戦いに駆り出されずに済み、父子ともに無事でした。
この逸話から「幸福と不幸とは見定めがたく、複雑に絡(から)み合っていて予測ができない」
という事を「塞翁が馬」と言うようになったそうです。
「塞翁が馬」と同じ意味で使われることわざに、
「禍福(かふく)は糾(あざな)える縄(なわ)の如し」
というものがあります。
不幸と幸福とは、より合わせた縄と同じように複雑に絡み合っていて、
それを解きほぐす事は難しい、という意味です。
参考:「淮南子」(人間訓)
